毎週水曜日の講義も8回目を迎えました。
今回は逆子に対するアプローチついて。
事前に断っておきますが、整体で逆子を「治せる」と言い切ることはできません。
だったら逆子のクライアントに対して、我々はどのように接すればいいのでしょうか。
マタニティ整体をはじめてしばらくの間は、ずっと来院していたクライアントが「逆子になってしまって、病院に行ったら”整体は止めた方がいい”と言われました」といって、通うのを止めてしまうパターンが多かったです。
そもそも、なぜ病院では”整体は止めた方がいい”というのか?
本当に逆子になったら整体は止めておいた方がいいのか?
逆子に対して、整体はどのようなアプローチができるのか?
そしてそれをどのようにクライアントに説明し、どのように理解してもらえばいいのか?
昨日の講義は、そんな素朴な疑問からスタートしています。
ちなみに、先ほどの文章で「多かった」と過去形なのは、今ではそのように「医者に言われて通うのをやめた」クライアントはほぼいないからです。
なぜいなくなったのでしょうか?
そこについても、患者さんとのコミュニケーションが大きな鍵となってきます。
本質的な問題として、逆子というのは外的な力で治すのではなく、お腹の中の赤ちゃんが自力で正しい位置に戻るためのサポートをおこなうのが整体の正しい関わり方だと考えます。
そのためにはそもそも逆子がなぜ起こるのかといった本質的な原因も含めて、それを改善するための鍵はどのようなことなのか、包括した知識とそれに呼応した技術を身につけておくことが必要です。
アラウンドバース・メソッドの心髄に触れたといっても過言ではない、内容の濃い講義でした。
しっかり学び、患者さんに貢献できる治療家を目指してもらいたいですね。
実技は股関節と下肢の筋肉に対するアプローチ。
マタニティ整体編もいよいよ大詰めです。
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